谷本陽一
受け入れ可能人数:2-3人

1.研究室ですすめているテーマ
・水温前線規模から海盆規模における大気海洋相互作用
中緯度の海洋は大気に対してどのように影響を与えるかについて
興味をもっています.アプローチはさまざまありますが,観測的に
示すことは重要な取り組みだと考えています.

この数年間では,海上でのラジオゾンデ観測などの大気観測を実
施して,海洋の影響が大気境界層や対流圏全体ににどのようにど
の程度まで及ぶのかを調べていました.

今後は,このような海洋からの大気への影響と海盆規模,半球規
模といったスケールの大気大循環場との関係に取り組みたいと考え
ています.この課題は,国際的研究グループの間でも重要と考えら
れていますが,解決への道筋は必ずしも明瞭ではなく,少々挑戦的
な課題です.あれこれと試行錯誤で苦しみ,そして楽しむという
気持ちで進められると良いと考えています.

過去の修士論文のテーマは,上記の研究対象を超えて,いわゆる
大気海洋相互作用全般にわたっています.
http://wwwoa.ees.hokudai.ac.jp/people/tanimoto/lab/master_thesis.html
必ずしも,相互作用でなくとも,大気と海洋の双方が関わるテーマで
あれば,お付き合いできると思っています.

2.修士論文の進め方の方針
 基本的にテーマの決定は,興味ある事柄をレビューして決める
ことにしています.修士論文のテーマなりそうなことはいくつか
ありますが,なるべく自分で方向性を決めた方が最初は大変でも
進めていくとより楽しいのではないかと思います.

3.希望するかたは必ず事前に相談に来てください.
 7/5-11の期間,不在になるかもしれません.
Course in Atmosphere-Ocean and Climate Dynamics