松村義正
受け入れ可能人数:2名以下
専門:海洋物理学・地球流体力学・高性能計算

現在及びこれまでの研究:
数値モデルを用いたシミュレーションによって、海洋の、特に既存の海洋大循環
モデルでは表現されない数km以下の小さいスケールの現象の質的・量的な理解を
目指す。
またそれを実現するための数値モデル開発も主要な研究対象とする。

研究指導方針:
新任の教員なので、特に方針が定まっているわけではなく試行錯誤しながらとい
うことになってしまいますが、自分の学生時代の経験から以下のような点を重視
したいと思います。

・あらかじめ研究課題や対象を与えるのでなく、ある程度時間をかけて基礎的な
事柄を学びながら各自の興味に沿うようなテーマを探す。

・数値モデルによる研究が主体となるが、単なるユーザーとしてではなく、モデ
ルの定式 や導入されている近似等を理解した上で、必要に応じて自らモデルの
改良・開発を行って 独創的な研究を目指す。

・数値実験を「やったらこうなった」で終わるのでなく、その結果を理論的に考
察することにより、 現象の力学的な本質の理解を目指す。

とは言っても私と同じような研究をしてももったいないので、各自の適正に応じ
て好きなことを好きなように研究してくれれば良いです。
私も一緒に勉強させてもらいながら新しい事にチャレンジできれば理想的です。
Course in Atmosphere-Ocean and Climate Dynamics