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第 145 回 大気海洋物理系 B 棟コロキウム のおしらせ

日 時:2003年 11月 22日(水) 午後 17:00 〜 18:00
場 所:地球環境科学研究科 C棟 C104

発表者:石崎 安洋 (気候モデリング講座 M2)
題 目:水同位体GCMを用いた水循環に関する研究

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水同位体GCMを用いた水循環に関する研究 (石崎 安洋 ) 発表要旨 :

  
 古気候や水循環への応用のため大気のGCMに水の同位体の分別過程を組み込む 
 ような研究が既にLMD model(1984),GISS model(1986),EHACMmodel(1998), 
 GENESISmodel(2002)らでなされている。そしてそれぞれのmodelで全球の降水の 
 同位体比の特徴である温度効果、内陸効果、降水量効果がおおよそ再現できる 
 ことが確かめられた。 
  日本においてもCCSR/NIES AGCM version 5.4に沼口さんにより水の同位体の 
 分別効果が組み込まれた。しかし沼口さんは研究のなかばで亡くなられたので、 
 残されたmodelがどのような分別過程が用いられ、どの程度全球の降水の同位体比 
 を再現できるかわかっていない。 
  そこで本研究では残されたソースや資料をなどを参考に沼口さんによるmodelが 
 どのようなパフォーマンスをもつのか調べた。 
  今回の発表ではこのmodelがどの程度全球の降水の同位体比を再現できるかを 
 紹介し、その結果に関する簡単な考察を発表する。 
  

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連絡先

橋岡 豪人 @北海道大学大学院地球環境科学研究科
大気海洋圏環境科学専攻大循環力学 / 気候モデリング講座
mail-to:hashioka@ees.hokudai.ac.jp / Tel: 011-706-2298