私の研究紹介

研究の概略

私は、地球の気候や生態系を理解するために、 主にスーパーコンピュータを用いて数値 計算を行っています。

地球の気候は、大気・海洋・陸面・雪氷などが複雑に影響しあって決まっています。 特に最近では、 気温・水温や大気循環・海洋循環がどのようになっていて、 どのように決まっているかという物理的な側面に加えて、 大気・海洋中の二酸化炭素や海洋中の栄養塩などの物質がどのようになっていて、 どのように決まっているかという化学的な側面、 あるいは生態系がどのように決まり、 物質分布が決まるのにどう関わっているかという生物学的な側面の研究が盛んになってきました。

また、人間活動が気候や生態系に与える影響を明らかにしようとする取り組みもなされています。 例えば、人間活動起源の二酸化炭素による地球温暖化・海洋酸性化や、海洋の富栄養化、魚の乱獲が、 海洋の物質循環や生態系に影響を及ぼすことが考えられます。

私自身は、以下の研究を行っています。

これらの研究によって、将来の気候変動についてのIPCC第3次、第4次報告書にも貢献してきました。

今後は、北海道地域統合モデルの開発を目指し、河川環境(流量・水質), 局域 気象(集中豪雨), 自然エネルギー導入, エネルギー需要供給の社会経済モデル, 水産資源 変動予測などの研究も行っていきたいと考えています。

海洋生態系や物質循環を中心にした各分野の結びつき

集中講義・講演について

一般市民向け講演会

地球温暖化問題を中心に月に1、2回行っております。まずはお気楽にご相談下さい。

集中講義

大学や大学院での集中講義を希望される学生さんは、 お近くの教授・准教授の方に相談してください。 都合がつけば、喜んであなたの大学へ伺います(^_^)

などを組み合わせて学生さん向けにカスタマイズいたします。


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北海道大学 山中康裕